SSブログ

テーブルのキズを直す [インテリア]

家のテーブルには購入前から大きなキスがある。テーブルの上に何かをぶつけて引きずったような跡だ。家具店の人の話ではどうやら自分たちで傷つけたらしい。「うちの人間は扱いが乱暴だから・・・」と店の人はぼやいていたが、この大型家具店、日頃から店内に並べられた家具に愛情を持ち合わせていないと感じさせられるところがあった。ただ店内を眺めているだけでも、そう思わせた家具店だったけれど、このキズは酷い。「えっ、これ買うの?」と友人は呆れていたが、テーブルなんてすぐ傷だらけになってしまうものだ。特にパイン材は、「箸を落としただけで凹むよ。だから平気!」と言って買った。その時大型家具店は閉店セール中。もともと低価格だったテーブルは、さらに大幅ディスカウントされ、驚くくらい安くなった。

テーブルにキズは付き物だが、日々のメンテナンスは必要だと思っている。このテーブルのキズにも水分を与えて膨れさせることは数回やっている。それで少しはキズは改善されたが、深い凹みは変化なしだ。凹傷にアイロンを当てる方法があることは知っていたが、安く手に入れたとはいえ、お気に入りのテーブルだ。アイロンを当ててテーブルの表面は変化しないの?焦げない?何分くらいアイロンを押し当てても大丈夫? など、心配ばかりして行動に移せなかった。
先日、誘われて行ったOZONE6階の「頑固おやじのメンテナンスセミナー」。このセミナーでは、打ち傷にアイロンを当てるメンテナンスを実演している。見ていると簡単そうだった。

kizu0801.jpg
水を含ませ膨張させた。気持ちキズが目立たなくなったような気がしていたが、アイロンを当てるとどうなるのだろう。

ぐっしょり濡らしたタオルをテーブルの傷に乗せ、上からアイロンを当てる。ジュワーっと水蒸気で木を膨張させるのだが、これがなかなか一気に膨らんでくるわけではない。アイロンをしばらく押し付けられた濡れタオルは高温になっている。火傷しないように気をつけながら、タオルをバケツの中で再び水を含ませ、またジュワーっとアイロンをかける。これを何度も繰り返す。

kizu0803.jpg
上の写真はアイロンを10回ほど繰り返した後。傷の浅いところ(左側の白くなっている部分)は、ほぼ平らになった。軽く紙やすりで擦り、オイルを塗った。アイロンの水蒸気が当たった部分は全体的に白っぽくなってしまうので、この部分にもオイルを塗り作業は終了。しかし、グサッと深くえぐられている部分は、何度水蒸気を当てても改善されない。

木が吸収できる水分量は限りがある。一日で何度も繰り返してダメならば、一度しっかり乾燥させてから、また試みるほうが効果が出るかもしれない。数カ月おきにキズに水分を含ませることを続ければ、数年後には目立たなくなるかも。時が経てば自分でつけるキズも増えるから、この購入前からのキズも目立たなくなる。「味が出る」というか、まあ、気長にやるのが一番。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。